選抜高校野球大会終わりました

 『やっぱ、高校野球は夏だよな』というのが大会を終えての正直な感想である。何かほとばしるようなモノを夏には感じたけど春には感じない。もちろん高校生は必死になってやっているとは思う。ほとばしるようなモノとはなんだろうか?私が思うに『人生を背負うこと』ではないかと思う。夏の大会では主力の3年生は最後の大会になるわけでそれこそ「負けたら終わり」だ。同じ意味ではWBCでも同じようなモノを感じたんだが、彼らもまた「負けたら終わり」というものを背負いながら戦っていたのが観る側にも感じた(イチローがその意味でもすごかった)。下級生だって先輩とやる試合は最後なわけだし特別な思い入れがあるはず。端的に言えば「このチームで試合をするのは負けたら最後になってしまう」ことなんじゃないかな?この「ほとばしるモノ」に高校野球ファンは魅入られてるんじゃないかと思う。

 それを痛烈に感じるのはWBC後のシーズンインした後のプロ野球。選手はそれぞれ「WBCの勢いを・・・」といっていたようだしその言葉どおりにがんばっていると思う。でも「ほとばしるモノ」は感じない。だから例年どおりとほとんど印象は変わらない。感動もあまりしない(と思う)。だからテレビ観戦も暇な時しか観ないし、スタジアムまでわざわざ行く気にもならない(とはいえ年に数回行くけど)。

 もうひとつの結論は『やっぱトーナメントだよな』でした^^