習志野、初戦突破

maconn2007-07-16


 秋季・春季大会ともにブロック予選負けに終わり、心配された習志野だった。そして夏予選の初戦の相手も日大習志野ということで下手すれば初戦敗退の可能性すら懸念してしまうのも当然だった。そんな不安を一蹴するような快勝だった。
日大習志野000003000-3
習志野高校03010221*-9
 いつも思うが習志野の試合を秋津で見るのは大変だ。明らかに収容能力を超える客が押し寄せるからだ。今年も相変わらずで長い列をつくり、8時前後に来た人なんかは1時間待ちだったとも聞くほどだ。自分は7:30ぐらいには到着しており、前から20人目くらいの好位置をキープできた。でも相変わらず手間が悪い。8:15くらいに入場券発売されたが、なんか球場の開門が同時ではない!どういうわけか、入場券を並ぶ列と開門待ちを待つ人の列と2種類できてしまう不思議な光景がみられた^^(未だに理由はよくわからない)
 試合の方は、習志野先発がエースの川名でなく、大石だった。タイプとしては巨人の木佐貫に似て球の出所がわかりにくく、日大習志野打線も手間取っていた感じだった。ただ慣れてくると苦しいかな。なんか今年の習志野の投手をみていると継投で行くしかないような気がする。今日はエース川名が出なかったが、秋季や春季大会からそう変わってないとすると3-4人で回していくような感じになるのではないかな。
 一方、打線は素晴らしかった。特に8番伊藤が6打点の大活躍。先制スリーランに追加点となる4点目の犠牲フライ。そして2点タイムリーと、習志野の当初の6得点はすべて伊藤の打点だ。今日のMVPだろう。主軸の石原・伊井以外からでも得点が取れるのは相手にはやっかいだろう。本塁打も8番伊藤と7番佐藤と日本出ている。だからといって、打線のつながりというのも感じた。その意味で6番に抜擢された背番号13小笹も2安打と結果を残したと思う。特に先制した2回は、簡単に二死を取られたが小笹が安打で出塁し、結果的に伊藤の本塁打につながった。得点の取り方もまんべんなく追加していく実にいいパターンだった。
 2004年のチームに似ているような気がする。その年もノーシードから打線の活躍で決勝まで進出した。そのくらい、本日の快勝はチームを勢いづかせると思うほど内容がよかった。
 日大習志野は先発斉藤がいまひとつだったのかもしれないが、打線がもっとがんばらないといけない。特に0-4で迎えた5回なんかは、無死一塁で7番に強攻させ走者を遅れず、8番がスリーバント失敗とちぐはぐな攻めで相手を助けてしまった。

 次は秋津から天台に移動。
 第2試合の岬-船橋二和がまだ2回あたりのところで到着。結局、船橋二和が7-0で7回コールド勝ち。岬というチームはたしかベンチ入りメンバーも定員に満たない人数だったし、草野球程度でよく7回までもったという印象。「へたくそがタラタラやっているな!」ときつい野次も飛んでた。まあ表現はきついし、言い過ぎだとは思ったが、「たらたらするな」には同感。イニング終了で守備からベンチに帰ってくるのもダッシュからほど遠い。終いには主審が捕手に注意するようになり、捕手が声をかけてメンバーの帰りを急がせるようになったくらい。きびきびしてほしいものである。
 第3試合は専大松戸千葉日大一の対戦。両校は去年も対戦しており、引き分け再試合。その再試合も一点差という好ゲームをした。一応、戦力均衡している好カードという観点での観戦となった。
専大松戸高100002000-3
千葉日大一40000020*-6
 先発は専大松戸が斉藤、千葉日大一が飯田。立ち上がり荒れ気味の飯田から先制した専大松戸だったが、先発斉藤が大誤算で、4点奪われ早々にノックアウト。エースが散々だったので「こりゃ好ゲームどころか意外とコールド試合になるかも」と思わせるような感じであった。だが専大松戸の二番手がなんとか踏ん張り試合は壊れなかった。一方、千葉日大一の飯田はコントロールが悪いながらも抑えていた。三振もかなり取っていたと思う。それくらいいい球は来ていたので専大松戸には3点差はきついように思われたが、6回事態は急変する。急に軸足が痛いのか、つったのはわからないが投げられない状態になり、数分治療のため試合が中断するも結局交代することに・・・。急に登板した二番手投手から二点を奪い流れは専大松戸に。だが、二死一塁からライト線に落ちるヒットで一塁走者が生還。その間、なぜか打者は一塁にいたまま^^。普通なら最低二塁ぐらいには進むだろうに・・・。雑な攻めだ。その後も送りバントがとこどこく失敗し、流れをつかめず結局追加点を奪われて専大松戸の敗戦となった。
 内容から言えば、千葉日大一が勝つべくして勝ったような気がする。しかし、先発飯田が二日後の試合に投げられるのか不安が残る。そして千葉日大一の打線も専大松戸の二番手投手から追加点を取るのが遅い。手間取るような相手ではなかった。勝ち進めば千葉経済付属と対戦する可能性が高いが実に厳しそうだ。