沖縄尚学対酒田南

 今年のベストゲームはずばり夏の甲子園での「酒田南沖縄尚学」です。評価のポイントは試合の中身・スタンドの盛り上がりです。試合の内容だけなら、他にもいい試合はあったと思いますよ。でも、私は内容と同じくらいスタンドの盛り上がりです。それを加味するとこのゲームが今年のベストゲームなんです。


酒田南高000220000-4
沖縄尚学000001001-2


 特にすごかったのは、ラストイニング沖縄尚学の攻撃でした。9回表まで1-4でリードされていて敗戦ムード濃かったわけですが、突然相手投手に襲い掛かりました。そして沖縄尚学側の応援のすごいことったらありゃしない、というほど凄みがあった。沖縄の民謡音楽をブラバンが演奏してましたが、本来ののんびりしている音楽が、太鼓とブラバン、そしてスタンドの応援の人たちから発せられる声援と「オーラ」、そして指笛。それらがミックスして物凄い雰囲気になったのは事実です。相手の投手も試合後のインタビューで「独特の応援に力んでしまった」とコメントしたほどでした。今年かなり観戦してきたけどこれだけ盛り上がり印象深かった試合は他にないといっていいでしょう。
 来年、沖縄代表として最南端にある高校「八重山商工」が初出場しますが、同じように雰囲気なるかもしれません。今から楽しみです^^。