OBC高島に関するNHK番組を見て

[http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=601&date=2006-11-12&ch=21&eid=5871:title=
にっぽん再発見 ハイビジョンふるさと発「−滋賀・高島クラブチームの試み−」]

 先週末にNHKを眺めていたら「OBC高島」という滋賀の野球チームを特集した番組が始まったので見ていたら予想以上によかった。
このチームは大リーガー大家選手が立ち上げた野球チームらしくて、誘致に動いたのが滋賀県の高島という地域ということらしい。ナイター設備を持つスタジアムを持っていて地元活性化のために誘致したとのこと。もちろん1年目ということで苦労もあったようだが地元のバックアップや選手たちの心の移り変わりなどについてよく取材されていて実に心地いい番組だった。地区予選で敗退で泣きじゃくる選手たちを見ていると本当に必死なんだなあと思うし、偶然野球観戦してなかった地元の人でもあの番組をみたら応援したくなると思う。

 ここで改めて思うのは地元と野球チームの結びつき。ようやく日本のプロ野球日本ハム楽天、ロッテなど地元を意識する球団運営をするようになってきたがまだまだ。今後もどんどん地元重視した球団経営が進んでいくと思う。それで観客動員を増やしていけばいいんだと思うが、それが野球放送の視聴率となると話が違ってくる。極端にいえば今年の日本シリーズ日本ハムVS中日」は北海道対名古屋以外の人たちに興味を引かないだろう。それではスポンサーは納得しないだろう。放映権料も価値がどんどん下がっていく。それでいいのか? いいんじゃないのというのが私の意見。地元密着と全国放送を意識した放映権の両方を求めるのは矛盾があると思う。放映権頼みでない球団経営を求めていくほかはないんじゃないか。
全国放送での人気を意識してももはや今の人たちの価値観は多様化しているし、貴重な時間を野球放送に割く人も少なくなる一方だと思う。スピィーディに行って午後9時前までに終わらせるようにしても結果は同じだろう。WBCのようなイベントでもない限り、全国民が野球に熱狂するのは期待できないと思った方がいい。今年の夏の高校野球は盛り上がったじゃないかという人もいるだろうが、あれはあくまでトーナメントの中での短期間でのこと。プロ野球のようなシーズンの長いケースとは話が違う。球場があっていつも地元から愛されたチームが野球の試合やっている。だから客が入るような流れにしないとダメだと思う。個人的には高校野球時代から知っている選手が地元球団に入るのが理想ですね。そんな球団なら応援したくなるし(笑

となるとドラフトも存在価値無し!になるのかな??

ただ、現実的に考えれば放映権料無しで現状の体制を維持できるのかなどなど問題はあるのは確か。でも今のままじゃあじり貧だよ・・・
プロ野球視聴率の低下→放送枠削られる→野球の醍醐味である試合終盤の放送がほとんどない→つまらない
大リーグへの選手流出→日本のプロ野球はつまらない

ちなみに私は日本シリーズは見ませんでした^^
そもそも負けられない状況のトーナメントの醍醐味をわかってしまうと、負けても明日があるペナントレースに魅力感じないんですよね。

やっぱプロ野球は衰退しちゃうのかもね