春季県大会いよいよ始まりましたので天台に行ってきました

 いよいよ、千葉県大会が始まりました。22日の2回戦から観戦しに天台まで行って参りました。成田-千葉商業、八千代松陰-若松と比較的いいカードが組まれていたので天台を選んだ次第。というより、千葉商のスラッガー小松と成田のエース唐川の対決を見たかったというのが本音。しかし、小松のケガによりスタメンに出なかったため実現しませんでした。スコアも11-1で成田のコールド勝ちと一方的になった。

千葉商000100- 1 H2 E1
成田高330203-11 H8 E3

 成田の8安打で11得点ということからご想像の通り四球で千葉商が自滅していったという試合だ。エースは2回1アウトも取れずに降板、二番手の背番号7もエースよりも球威があったようにも見えたがこれまたコントロールが安定しなかった。序盤の大量得点により唐川も余裕の投球で完全に省エネ投球に徹した感じ。6回表だけすこし本気モードで三振を取りにいったあたりはさすがといったところはあったけど。全く見せ場がなかった試合。あと印象に残ったのが成田の守備。序盤4イニングで3失策はいただけない。いずれも難しい打球でなく、本日の強風とは全く関係のない正面のゴロをはじいていた。2005年の秋季大会で見た守備の堅いチームとはまるで違う。選抜大会でも守備の乱れが指摘されていたが成田の守備の劣化は本当のようだ。また打線も川村が4番を任されていたようだが、迫力に乏しい。夏の大会は全国レベルの好投手が一人いても勝てない。もちろん川村や安村の投手としての成長具合も見てみないとわからないけど、今日の試合での守備をしているようでは夏はきついと思う。
 また、去年の春季大会ではあえて関東大会を回避したかとような選手起用(準々決勝以降エース・準エースを出さずに敗退)をした監督なので今年も期待はしてない。まあ二度も甲子園に出たので隠す必要もないわけだが・・・。

松陰001000000-1 H5 E0
若松00001010* -2 H8 E2

 第1試合とうって変わって、八千代松陰と若松の試合は締まったいい試合になった。若松のエース平川はまとまった好投手でしたね。一方、八千代松陰のエース明石も評判は聞かなかったけれどまとまったいい投手だった。特に落ちるカーブみたいな変化球は有効。去年の銚子商業の佐軒みたいタイプの投手。両エースの出来がよく、四球も少なくテンポいい試合。やっぱりこうでなくっちゃね。
ただ、4イニング目に入る時に八千代松陰の明石が投球練習に入れず、3-4分時間を要していた。それ以来、少しピッチングが変わったような気がした。序盤3イニングは小気味よいピッチングで押さえ込んでいたが、4イニング以降はそれまで出てなかった四球が多くなるなどピンチの連続。なにかアクシデントでもあったのか?
それと勝ち越しを許した7回の守備。1死13塁からスクイズで、普通にトスしていればアウトのタイミングだったが、投手のグラブからのトスが山なりになってしまい得点を許してしまった。あれは悔やまれるだろうな。その後の打者もスクイズを試みたが全く同じようなタイミングで、今度はきちんとトスしてアウトにはしていたけど、結果的にはその失点が敗戦につながってしまった。
 でも、全体的には1点を巡っての接戦だったし、いい緊迫感を持って見られたナイスゲームでした。