千葉県大会2回戦

 早いものでもうゴールデンウイーク。高校野球を楽しむ私のような者にもゴールデンウイーク(夏の大会ほどじゃないけど)です。なにしろ、春季大会のメインになるわけですからw。というわけで今回も2回戦を観戦しに市原臨海まで行ってきました。拓大紅陵-若松、成田-千葉商大付東海大望洋-志学館といった好カードがあったからですが、メインは拓大紅陵の新チームを見てみたいのと紅陵打線と若松のエース平川の対決。というわけでいつものようにJR五井駅からレンタサイクルで、と借りようとしたのですが朝8時前の時点で全自転車貸し出し中・・・・。なんでも同じ市原臨海で陸上大会があるかららしいがこれは誤算だ。仕方ないので駅前のコンビニで弁当・おにぎりとお茶、そしてビールを買い込んで、タクシーで球場に向かった。980円。
球場に到着。チケット販売は8時からなので4-5分待つことに。そして球場入りw
で、いつものように腹ごしらえと朝ビール。と思ったが箸がない!。駅前のロー○ン。要注意だ。仕方ないのでおにぎり食いながらのビールとなった。

第一試合は拓大紅陵対若松。
紅陵001100300-5 H7E1
若松000000000-0 H4E1

若松のエース平川がどこまで拓大打線を抑えるかがポイントになるだろうと思っていた。特に大前と糸満の長打は要警戒だったわけだが、大前の1打席を除き抑え込んだ。その1打席が試合を決してしまった。7回大前がランナー2人を置いて逆風の中ライト側へのスリーランは圧巻だった。それも左腕の好投手からのホームランだから素晴らしい。
試合前にグランドにいるメンバーをみて最初にチェックしたのは大前の体型。別にその方面での趣味があるわけでもなく、2005年でのケガで走れなかったせいか2006年夏の大会での彼のポチャと太ってしまった体型が気になっていた。ありゃもっと絞らないとずっと思っていたのですが、やはり絞れてましたよ。その体型見ただけでやってくれるだろうと即断できたくらいですから(笑。
あと、紅陵の先発小川の出来が素晴らしかった。背番号は18だったけど、それを感じないほどいい出来だった。立ち上がりこそ、少しコントロールが荒れていたが切れがあった。イニングを重ねる毎にコントロールも安定していった。4安打打たれたが、ヒット性の当たりは平川の二塁打と、誰が打ったか覚えてないが最終回のライトオーバーの三塁打(正確にはライトオーバーのあの当たりを三塁打にしたらいけないけど)の二本のみ。紅陵にとって収穫が多かった試合だったと思う。
一方の若松にとっては平川中心のチームと印象が強く孤軍奮闘といった感じ。チーム力としては紅陵に及ばなかったものの、決してポテンシャルは低くない。今日の試合も紅陵の投手の出来が良すぎたから、手も足も出ない感じになってしまったが、普通の出来だったらもう少し点取れただろうしエース平川も安定しているので試合を作れるタイプの好投手を要しているので接戦に持っていければ県内の優勝候補校を食うのも可能だろう。

第二試合は志学館対東海大望洋
志学館高校21000104-8 H10E1
東海大望洋00000100-1 H3E1

ソフトバンクじゃないけど予想外の展開。志学館についてはよく知らなかったせいもあるが望洋の主軸石田のバッティングの良さの印象が強かったので望洋が優勢かと思っていた。しかし志学館の打線が活発だったのには驚いた。石田の不出来もあったかもしれないがよくつなぐ嫌らしい打線だ。ただ、望洋もチャンスを何度も作っていた。志学館の投手も身長はやたらでかかったが、打てない感じでは全くなかった。序盤5イニング無得点というのが結果的には非常に痛かった。1点返した6回の攻撃も点取った後もなお無死満塁を活かせなかったのもまた痛かった。結果は8回コールドだったが決して両チームの差はそれほどなかったように思えたが・・・。
あと、望洋の4番打者石川が投手ができるというのも驚かされた。1-5くらいの時点で三番手で投げたが、球速はかなり出ていたんじゃないかな。新二年生であれだけ恵まれたでかい体をしているし、今回まるっきりコントロールがダメだった点を修正できれば意外と面白い存在になるかもしれない。

第三試合は成田対千葉商大付
成田の先発は川村ということで唐川温存。千葉商大付のことはよく知らなかったのでどうなるか予測不能だったが、先発投手はなかなかの出来。序盤2イニングは三者凡退で抑えての好スタート。商大も初回、トップバッターがいい当たりの中前打。一二塁からダブルスチールからキャッチャーの送球が走者と重なり後逸し、そのまま走者がホームインして先制した。成田にとっては嫌な感じでのスタートとなったが、川村はその後安定し商大打線を全く寄せ付けない。成田打線もふた廻り目から商大のエースを捉え始め3回に同点に追いつき、5回に勝ち越した。あと、気になったのが天候。予報によれば突発的な雷雨もありと荒れそうだということ。確かに雲行きも怪しくなってきたし、途中で帰ることにしました。
でも正直成田の試合は引きつけるところがない。事実、観客もずいぶんと減っていたようだし。やっぱり観客は唐川を見に来ていたのだろう。明日の準々決勝の銚子商業戦はどうなんだろう。ちなみに去年は準々決勝は川村、準決勝は青木と唐川を徹底的に使わなかった。今回も回避させたら筋金入りだな。
あと、印象に残ったのは成田のキャッチャー西田の送球がなんか安定してなかった。先制されたのも12塁からのダブルスチールで悪送球により走者を返してしまったし、練習でも送球が悪かったようにみえた。たしかに捕手歴1年未満の急造のキャッチャーだけどなんとかしないとな。
あの名物の「なりたー」と叫ぶピンク色の服をいつも着ている「ナリタおばさん」がやはり居ました。それも銚子商の野球部員のすぐ近くに・・・。彼らが何度も不思議そうにそして怪訝そうにナリタおばさんを眺めていたのは笑えました。