理解しがたい試合開始直前の中止決定

 10日の天気予報は昼前から雨の予報だったが、その予報通り昼前から降り出した。都内や神奈川では朝から降っていたのは確認している。そして夜にかけて雨の確率が高くなって振りも強くなるので回復の可能性は少なかった。当然頭に浮かぶのは「できるのかどうか」である。ここでもう一つ考えなければいけないのが4月17日に同じく楽天戦(これはナイター)で昼から降り出した雨にも関わらず強硬して試合が行われたことがあった。平日の千葉マリンの観客はだいたい16000人入るものだが、その日はわずか9000人あまり。私も千葉テレビで偶然観るまではまさかやるとは思わなかった天候だった。これと比較すればやろうと思えばやれたというのが5月10日だ。だが中止自体に文句は全くないのです。むしろ選手には良いコンディションでやって欲しいし観客にも雨の中での観戦は厳しいものがある。ですから10日の中止決定自体は問題ない。一番の問題点は中止決定のタイミングです。なぜ試合開始前直前だったのか。当日は午後2時開始予定でしたので、試合開始前3時間前には降り始めていました。そして予報も悪い。そしてチーム状態も悪い(笑)ので正直やりたくないのも理解できます。この状況であれば、少なくとも試合開始1時間前には中止決定はできたはず。それをしていれば観客だって海浜幕張駅から球場まで決して近くない距離を歩いたり有料のバスを使うこともなかったと思います。だが現実は試合開始直前に中止決定されました。球場内の売店ではたくさんの人が雨ガッパを購入されてましたし、もちろんいろんな人が弁当類を購入されてました。そして寒い中有料バスを待ち続ける小さな子のいる家族連れもたくさん見かけました。すべてが裏切られたわけです。私も中学生くらいからプロ野球観戦を20年以上もやってきましたが、これほど腹が立ったことはありません。そのくらい酷い中止決定であった(タイミングについてです)ということを球団関係者は自覚して欲しいのです。

 今回のことで球団にメールしたところ、彼らの言い分としては「できるかぎり開催したいのでギリギリまで判断が遅れてしまったが、中止自体は理解して欲しい」との回答でした。これもおかしい。できる限りやりたいなら、4/17にもっと酷いコンディションでもできたはず。そしてチーム事情からして「やりたくない」とは正面切って言いにくいでしょうが、もしそうであれば、早めの中止決定をすべきでした。観客に買うものだけは買わせておいて中止にするようにすら思えます。実際そうなんでしょうけどね。こんなファン軽視の姿勢を即刻改めて欲しいと思う。