拓大紅陵勝てる試合を逃す・・・

[f:id::20080719235456j:image]

 ついに海の日を入れた3連休がやってきた。まさに野球三昧の連休になるわけだが、ベスト16校の戦いということで中身も濃い。まさに高校野球ファンにとっては「ゴールデンウィーク」だ。19日は天台の他に成田や秋津でも行われていたが、やはり拓大紅陵-成東の好カードが組まれている天台での観戦となった。いつものように試合開始1時間前にスポーツセンター駅に到着し、国道16号線沿いにあるガストで待機。朝定食とドリンクバーで時間を潰す。

松陰000030100-4H6E0
学館000000200-2H2E1

 学館エースのスローボールを使った緩急のあるピッチングと、八千代松陰のエース別宮のパワフルなピッチング。両者とも特徴を持ったピッチングスタイルだ。特に松蔭のエース別宮と三番手に出た小城の2年生投手2人は今後期待大。別宮は重い速球が持ち味、小城はキレのあるスライダーが決め球でかつてのヤクルトにいた伊東智みたいな投げ方をする。目立ったのは先発したのが別宮だったが、短いイニングながらも小城のスライダーに注目したい。次は木更津総合との対戦となるが楽しみな対決だろう。

成東100200002-5H4E1
紅陵001001002-4H7E1

 紅陵ミスだらけの試合で言葉通りミスミス勝てた試合を落とした。最後ボーク気味の牽制球で試合終了となり、紅陵サイドの抗議が続く中での試合終了という後味の悪い終わり方だった。あれはボークだったのかもしれないが彼らのそれまでのミスの連続を悔やむべきだと思う。とにかく残念の一言。特に牽制死や走塁ミスでのアウトでチャンスを逃していたし、二死一塁でライト前の微妙な当たりを無理して突っ込んで後ろに逸らして失点するなど場面に応じた守備も気になった。成東のエースも後半バテバテで、次の投手がいないのかという展開。八回裏の1死満塁のチャンスを逃したのも痛かった。試合終了となるボーク気味の牽制死だけが敗因ではない。紅陵側のスタンド側からは審判に対する怒号が飛び交う異様な光景となったが反省すべきはチームそのものにある。

我孫子000010-1H5E0
銚子商30003-6H10E0

 予想以上の大差になった。結果は銚子商のコールド勝ちらしいが途中、6-1の段階で球場を後にした。銚子商業の打線が活発で試合を重ねるごとに調子を上げてきているみたいだ。特に上位打線は2年生中心だし、こういった夏の大会で勢いは大事。銚子商が勝ち上がって決勝で木更津総合あたりと当たる可能性を感じさせる試合だった。