甲子園大会第6日

きちんと観戦し始めたのは第二試合の金沢と桐生一。

金沢010020111-6H9E1
桐生001000000-1H10E0

 スコアだけみると金沢の完勝だが桐生一のほうが安打数で上回っていることからもわかる通り、桐生一にも勝つチャンスはあった試合と思った。でも着実に点を追加していった金沢に対して桐生一は雑な印象。特に浅い外野フライで無理して三塁走者が突っ込みアウトになったプレーはもったいなかった。いろいろと不祥事はあったものの、選手たちには観衆から大きな拍手を受けていたのは嬉しかった。そりゃそうでしょ、選手たち自身には責任ないんだからね。

広陵000500030-8H13E1
高知000003200-5H12E0

 本日の好カードだ。高知が五点差を追いつくなどいい試合になった。野球は面白いもので五点差追いつき勝ち越すチャンスがありながらスクイズ失敗でそのチャンスを逸すると流れが変わる。その直後、広陵が勝ち越したのだからすごい。高知も十分見せ場を作ってくれたし大満足な試合だった。意外と高知の応援がジャズの雰囲気をもっていたのが面白かった。よさこいもいい感じにアレンジして演奏していたし実によかった。

横浜021010020-6H9E1
浦学020000021-4H14E1

 第四試合も好カード。横浜と浦和学院という関東勢同士の常連校による対戦。試合が始まるまでは、横浜有利かと思っていたが浦和学院が横浜エース土屋を攻略、対戦相手を上回る14安打を放つもあと一歩ツメが甘く敗れた。試合内容では確実に浦和学院が上回っていたと思う。つまり勝てた試合だったと思う。残念だったのは8回の攻撃で満塁からレフトフェンス際の大きな当たりのヒットだが、一塁走者の判断が悪く、なんと二塁止まり。たしかに高々と上がったフライだったのでレフトが取る可能性があったにせよ、サードまで行けたと思う。打者もまさか単打になるとは思ってなかったと思う。そして次のレフトへのフライで「その二塁走者」が飛び出してダブルプレーになったのも悔やまれる。あの当たりで飛び出すのがまずわからない。ミスがさらに萎縮して判断ミスにつながってしまったんだろうと思う。レフトフェンス際の当たりで三塁まで進んでいれば犠飛で点取れたと思うし・・・。とにかく残念だったが、浦和学院の応援団は素晴らしかった。浦学サンバもテンポよく内野スタンドの観客もノリノリだった。