習志野が33年ぶりに千葉県秋季大会を制す

千葉県秋季大会の決勝戦のカードは習志野木更津総合。一戦毎に強くなる習志野と夏の代表校木更津総合の対戦は見物でした。

総合100200200-5H12E1
習高000202101-6H15E3

 準決勝までの両軍の貧打が嘘のような活発な打撃戦となった。もちろん連投となった両エースの疲れもあったとは思うが見応えある決勝戦となった。三者凡退がほとんどない試合で両社全くの互角だったといっていいだろう。最後は1死13塁から敬遠して満塁にした後で、緩いセカンドゴロの間に三塁走者がホームインして習志野のサヨナラ勝ち。あれはバックホームだった。木更津総合のセカンドにとって不運だったのは、ゴロを取ったら目の前に一塁走者、そして投げたらアウトになる一塁ベースがみえてしまったことだろう。あれに惑わされたのだと思う。すぐタッチして1塁送球でアウトにしようとしたのだと思うが、三塁走者がいるので迷わずバックホームしないといけなかっただろう。タイミングもホームに投げていればアウトだったと思うし。負けた後の木更津総合の選手たちもものすごく悔しそうだったのが印象的。いかに関東大会に一位通過するか重要視していたかわかるというもの。
 あと、忘れてはいけないのが習志野の這い上がった上での優勝ということ。ブロック予選で一度負けていて敗者復活で勝ち進んできたチームで、大会前の評判は決して高くはなかった。一戦毎に強くなってきたことは称賛に値すると思います。11月の関東大会で両チームとも頑張って欲しいと思います。