千葉県予選決勝、拓大紅陵対千葉経済大附属

maconn2006-07-28


仕事に都合つけてマリンにやって参りました。
拓大紅陵対千葉経済大附属のカードですが、人気という意味では今ひとつですが実力的には現在の千葉では二強といっていいと思います。打線しかり、投手陣しかり。両チームともに今大会になり調子を上げてきている点でも似ています。特に千葉経済大附属はノーシード。昨年秋に成田大谷津で成田とやった時にはとてもじゃないけど選抜はおろか夏も期待薄のような戦い振りでした。それがここまでチームを仕上げてきたのは素晴らしいと思う。

経済0100000202-5
紅陵0000000210-3

試合はというと正しく決勝に相応しい接戦となった。特に流れが終盤にコロコロ変わるというか、全く読めない展開になった。ほんとにこれぞ高校野球の魅力の1つと思います。野球には結構流れというものがあって結構その流れを掴んだチームが勝ったりするものだが、高校野球、特に夏の大会は違う。8回に千葉経済が2点加えて勝負あった感があったが、その裏に拓大紅陵の大前のツーランで一気に流れは拓大紅陵にいった。そして最終回に追いついたので今度こそ流れは拓大紅陵かと思った途端に、延長10回に千葉経済が勝ち越す。野球ファンには応えられない展開といえる。
冷静にみれば、全体的には拓大紅陵が押し気味に進めた感がある。安打数でも上回っていた。言い換えれば拓大紅陵はチャンスを何度も作っては潰した格好だ。拙攻といえばそうかもしれないが、中にはワンツーからスクイズを外した千葉経済バッテリーのいいプレーもあったので一概に拓大紅陵打線を攻められないと思う。そして最後の千葉経済の勝ち越しはミスによるもの。二死ニ三塁から3ゴロでサード悪送球で決勝点となったが、ニ三塁にしたのはそもそもバッテリエラーによるもの。それがなければ内野手に変なプレッシャーがかからなかっただろう。守備のミスで拓大紅陵が負けたといっていいだろう。

思えば拓大紅陵は昨年も決勝で延長で敗れている。その時も観戦したが銚子商を正直応援していた(笑)。今年は拓大紅陵を応援していた。やっぱり応援演奏ヲタのオレとしては千葉経済のしょぼい応援はちょっと^^。正直、甲子園では拓大紅陵のレパートリーの多い演奏を聞きたかったなー。

あと、拓大紅陵らしくなく守備のミスで負けたので鍛え直して欲しいものです。
千葉経済大附属には甲子園で試合巧者ぶりをいかんなく発揮して上位進出して欲しいと思うと同時にブラバンなんとかしてくれ(笑)

選手では千葉経済大附属の一年生内藤君は要注目。身長は決して大きくないが、いいカーブを持っている。今日の試合でも投球練習なしで9回途中から任されるなど監督から信頼されているほど実力があるということだろう。あと、打撃センスもいいようだ。新チームでも柱になっていくだろう。球がもう少し早くなればもっていいけど。