甲子園第7日目

帝京高110000035-10
如水館000001100-2

第1試合は帝京対如水館。東東京大会の決勝を観戦していたのであまり帝京に強さを感じなかったので接戦を予想していたのですが、試合は終始帝京が押しまくる展開となりました。その割には接戦にみえるのですが実際は帝京打線の拙攻の連続でした。結局、終盤に本塁打・集中打で大量点取って大差のスコアになった。3本塁打打つなど帝京打線の強力さは見せつけましたが前半の拙攻は気になる。これは東東京大会の決勝も同じ印象を持ったので意外と常時強打だけでは今後勝ち続けることは難しいんじゃないか。

次は香川西日本文理。改めてバイブルである週刊朝日増刊号をみるとびっくり!香川西のメンバー全員他県出身者じゃん。一人だけ愛媛がいて、残りは全て関西出身。あの青森山田だってメンバーの半分近くは青森出身のはず。ここまで徹底して他県出身者で固めて甲子園に来た高校って見たことない。というか正直いい印象は持ちようがなかったので、香川西側のスタンドにいたけど応援する気もなれなかった。

香川西高000002000-2
日本文理000000010-1

 試合は香川西が先行して逃げ切った内容となった。接戦だったけど記憶に残らない試合でした(笑)

次は鹿児島商工対高知商業。前のカードと違ってお互い地元出身者で固めた高校同士なのでとても好印象。お互いの応援も地元特有の雰囲気が出ていてとてもよかった。

鹿児島商工000201000-3
高知商業高020000000-2

高知商業が先行しながら鹿児島商工に逆転を許す内容。エラーもあったし目立った選手もいなかったけどいい試合でした。接戦だっただけでない何か、いわゆる高校野球らしい試合だったのが大きかった。あと、高知商業の試合は実は20数年ぶりに見ることになるので楽しみにしていました。前回はあの逆転のPLで有名になった大会で、高知商業がその立役者になってしまったことでも有名ですね。その時でも「よさこい」が耳から離れませんでしたので、今回ぜひとも収録したいと考えていたくらいです。負けてしまったのは残念ですが、相手は鹿児島商工なので納得。旋風を起こして欲しいと思います。ただ、後でわかったのですが鹿児島商工にはスーパー代打の今吉の存在があったんですよね。前から知っていればチェックできたのに残念です。代打で8割。そしてこの試合でもヒット打ったらしいのですが記憶がない^^
あの選手はタレント性では10年に一人いるかいないかでしょう。鹿児島商工にはがんばってほしいです

最後は、早稲田実大阪桐蔭の好カード。

早稲田実104001032-11
大阪桐蔭002000000-2

1回戦で優勝候補横浜を打ち破って勢いに乗る大阪桐蔭。そして今大会ナンバー1ともいわれる早稲田実の斉藤投手。特に大会屈指の大阪桐蔭の四番打者中田と斉藤の対決は楽しみでした。結果は中田が4打席無安打3三振と完璧に抑えられ、大阪桐蔭の完敗となった。横浜に勝ったとはいえ、大阪桐蔭は去年ほどの力はないと思っていたので接戦で勝つしかないと思っていました。大阪桐蔭の投手陣が早稲田実打線を抑えられずに大敗となってもおかしくなかった。やはり斉藤を打ち砕くほかはなかったけど、中田が完璧に抑えられた時点でジエンドだった。それにしても早稲田実打線はよくつながるな。去年秋の明治神宮大会から早稲田実をみているがその時には想像もつきませんでした^^同じ意味で斉藤投手もそう。当時は好投手とは思ったけど140キロ台後半をガンガン出すようにまでなるとも思いませんでした。やっぱ変わるんですよね。それが高校野球の醍醐味でもあることを再認識させられました。