ラグビー日本選手権準決勝

ヤマハ発動機vs東芝
サントリーvsトヨタ

2試合は同日秩父宮と花園でそれぞれ行われた。まずヤマハ発動機東芝は47-10で東芝が完勝した。先週、関東学院大相手に前半いいところなかったヤマハ発動機がそのままの感じで東芝に完敗。47点という東芝の得点よりも東芝のディフェンスが非常によかった。特に前半終了間際のヤマハ発動機のチャンスを潰したのは大きかった。ただのディフェンスでなくボールを奪いチャンスに結びつけるなど攻めるディフェンスだった。まさに圧倒という言葉がふさわしい。そんなんでは試合としてはつまらなかったけど、東芝のディフェンスは見る価値があった。
一方、トヨタサントリーの試合も39-17でトヨタが制した。点差がついた試合だったがトヨタの執念、というより意地を見せつけられた。とても印象的な試合だった。去年、トヨタは早稲田大に負けている。その時の監督が今サントリーの監督をしている清宮監督だ。そしてFWの何人かは早稲田大のプレーヤーが入っている^^  書き方悪いかもしれないけど、目の前に人参ぶら下がられた馬の状態では、目の色が違ってくるのは当たり前。きっと打倒早稲田の執念がチームを支えてきたのだろうなあ。そんな執念が十分伝わってきたいい試合だった。人間の意地やプライドを感じさせてくれた実にいい試合だった。まあ来年は清宮監督の方が意地を見せる番になる。

準決勝2試合ともに点差がついたものの、見る側には感じるものがあった素晴らしい試合だった。結構、点数や点差以外に見る側に伝わるものがあるかどうかで試合内容や印象って変わるものだと改めて思った次第。