大会第7日目その3

 第一試合は中京大中京と明徳の好カードでした。

中京00200000000-2 H10E2
明徳01000100001-3 H10E2

 延長11回という大接戦を制したのは明徳だった。結果は明徳がサヨナラ勝ちだったが、得点走者をサードエラーしかも二進まで許してしまってチャンスを作られたのが非常に痛かった。同レベルの競合校同士だとミスした方が負けるというがまさにその通りの結果となった。中京大中京も下位打線まで非常に強力だったし決して初戦負けしてしまうチームではなかったので夏に戻ってきて甲子園を湧かしてほしいと思いました。いいゲームでしたよ。応援も中京大中京のアルプスの方が観客が多かったですがレパートリーも両方とも多くブラバンの音もよく出ていたのでよかったです

 第二試合は地元大阪の履正社聖望学園

履正000000410-5 H14E2
聖望14000110*-7 H7E0

両エースの投げ合いが期待されたが点の取り合いになった。それも履正社エースの不出来が大きく影響した。四死球で走者をためて長蛇を打たれる最悪の展開。序盤の聖望はわずか2安打で5得点ということからいかに四死球やエラーがからんだかがわかる。一方、聖望の大塚はコントロールも良く落ちる球で三振をとっていっていたのでワンサイドになる雰囲気。しかし終盤履正社打線が突然目覚め、あまり覚えてないが4-6連打を浴びせ一気に接戦に。しかし聖望も着実に加点していき接戦を制した。少しでもコントロールが甘くなればたたみかけるような攻撃をみせた履正社打線はすごかったなあ。誰もがワンサイドかなと思った試合をあれだけ緊迫した試合にしてくれたのは感謝です。
あと、素晴らしかったのは履正社ブラバンでした。レパートリーも多くて音もよく出ていたし、今日の試合では平安と同じくらいよかった印象。また聞きたいなあ。

 第三試合は平安と鹿児島工業。

平安000000200100000-3 H8E3
鹿工000000200100000=3 H13E2

な、なんと延長15回でも決着つかず再試合に。試合は鹿児島工業が押し気味だった。平安は5回まで無安打に抑えられてた。平安がしのぐ展開が続くが意外にも先行したのは平安でした。しかし0-0の投手戦で得点が入ると動き出すというジンクス通り、鹿児島工業もすかさず追いつく展開。最終回に平安が勝ち越すものの鹿児島工業がまたまた追いつくスリリングな展開。エラーも出ましたが、それ以上に好プレーも多く出た素晴らしい試合。本当にどちらにも勝たせたい試合とはこのこと。平安のブラバンは予想以上によかった。レパートリーも多く、高校野球定番の曲というよりも独自の曲が多かったのが実によかった。
 残念なのが近くにいた男二人連れの観客。平安アルプス寄りに座っていた彼らは、相手が得点すると拍手するんですね。最初は鹿児島工業のファインプレーに拍手してたくらい。その時も周囲に聞こえるように「高校野球は好プレーにも拍手だよ」と。まあそれはその通り。相手のファインプレーに拍手するは当然なんだが、平安の好プレーには拍手なし・・・そして鹿児島工業の得点の時のみに大きく拍手・・・。単に周囲を挑発しているだけのバカと判明したので席を移動した。正直、あんな観客には甲子園に来てほしくないなあ。
 でも延長15回の激戦はすごかった。改めてそう思います。応援にかけつけている関係者の人たちは大変なのかもしれません。今日試合で、再試合は二日後なんですから。てっきり翌日再試合かと思ってたけど、2日後に第一試合に組み込まれたことが試合後の場内アナウンスに流れてた。平安アルプスがそれに対してどよめいたましたが^^。日曜だからまだいいんじゃないの、と思ってしまったのは勝手か(笑)。こちらとしては観戦試合数が増えるのでうれしいのが正直なところ。だが問題は天気。日曜の天気予報が変わり、午後から雨みたいだ。天気予報はずれてくれ!