準決勝、八千代東と拓大紅陵が決勝へ進出

 とにかく凄い客の入りでした、今日の千葉マリン。開門と同時に二階席も開放してたし、第二試合始まる頃には超満員でした。

八千代東00000102101-5
流経大柏00030010000-4

 延長11回の熱戦となった。八千代東はエース村上がずっと投げ続けている。貧打と言われていた八千代東だが序盤からチャンスを作ってはいたがタイムリーが出ない展開。対して流経大柏はエースナンバーが先発というものの、背番号9の山岸のほうが調子良かったのでエースナンバーがいけるところまでいっていざとなれば山岸投入という作戦だった。この状況で流経大柏が3点先行したので主導権は完全に流経大柏が握っていたと思う。八千代東が一点返したものの7回裏に流経大柏が1点追加して4-1。しかし高校野球はわからない(笑)。8回に八千代東の反撃でついに山岸投入するも一点までおいつかれる。ここで疑問なのが流経大柏の守備陣形で、4-2となりなお1死三塁の場面で流経大柏の内野は前進守備をしかなかった。普通の当たりのゴロで楽々と三塁走者が生還し一点差。アウトカウントを確実に増やす作戦だったのだろうがどうなんだろう?実に微妙な判断だと思う。それだけ山岸に対する信頼があったからこそなのだろう。しかし、最終回に八千代東が執念で追いつき延長に。そして11回に勝ち越しそのまま決勝進出を決めた。
今日の勝因は八千代東の打線の活発さだったと思う。特に流経大柏の山岸から2得点できたのは両チームにとって大きかった。流経大柏にとっては誤算だっただろうし。とにかく八千代東のこの勢いは驚異的。1-4になった時には誰もが八千代東負けたかな、でもよくやったなと思ってたと思う。

習志野高000000001-1
拓大紅陵20010010*-4

習志野拓大紅陵、両者ともに凄い応援団を持つ人気チーム同士の対決。とはいえ拓大紅陵はノーシード、習志野は選抜大会出場ということで下馬評は完全に習志野有利。今大会の拓大紅陵の試合を見たけど、その評判通りにいまひとつ。格下の学校にも苦戦していた。正直、木更津総合にも勝てるとはとても思えなかった。ところがその木更津総合に完勝して一気にチームに勢いが増したのかなと思ってた。先発は習志野がエース山田、拓大紅陵がエース海野。試合が始まると同時に、拓大紅陵の勢いが試合に出てたように思える。いきなり4番が大会初の先制ホームランを放ち一気に主導権を握った。対する習志野は序盤からチャンスを作るもののタイムリーが出ない。ついに中盤以降はチャンスも作れない状況になっていった。最終回も無死満塁というチャンスにも一点どまりで万事休す。ここで疑問なのが無死満塁で9番エース山田の場面。ここは代打を出すべきだったと思う。少なくとも山田以上の打者はまだいたはずである。それ以前にも山田の交代も考えなければいけなかったと思う。それも考え合わせるとあまりにも山田中心で偏りすぎていたように思えた。

八千代東拓大紅陵が決勝進出したわけであるが両チームともに勢いがあるのでなにが起きるかわからない素晴らしい決勝戦になるでしょう。